おじいちゃんが少し前に亡くなりました。
91歳にも関わらず、背中もしゃんと伸びていて、タバコをずっと吸っているのに高血圧以外問題のない丈夫なおじいちゃんでした。
認知症もなく、色々なことを覚えているしっかりとした人でした。
私はクローン病でよく入院していたので会うたびに心配してくれました。
入院中もおばに頼んでお見舞いに来てくれるほど優しいおじいちゃんでした。
私が少しでもご飯を食べれるようになるとすごく嬉しそうで、良かったなぁ良かったなぁと自分の事以上に喜んでくれました。
私の顔を一目見るだけでも元気が出る!
とよく言っていました。
私の小さい頃の話を自慢げに良く話してくれました。
そんなおじいちゃんが、おばあちゃんとずっと二人で居るのが当たり前だったおじいちゃんが、ある日息をしなくなりました。
月を追うごとに弱っていってるのは明白で、誰にお願いしたってどうしようもない事で、頭ではわかっていてもなかなか受け入れ難い現実でした。
幸いな事は重い病気や介護が必要ではなかったことです。
それでもお腹がじくじくする、と、いなくなる数か月はずっと言っていて、最後の日もお腹が痛くて痛み止めが効かず、苦しんではいたようでした。
やっぱり最後の瞬間は誰しも痛み苦しいものなのかもしれません。
いつかはこの日がやってくる事を知識として知ってはいたけれど、やはり目の前でその瞬間が訪れてしまうと理解しがたいものですね。
ぽっかり穴が開いてしまったような、なんとも言えない気持ちです。
ずっとそこで変わらず寄り添いあい続けるものだと、なんとなく、実はおじいちゃんとおばあちゃんはこれから先も変わらずあの姿のままあの場所に居続けるんじゃないか?なんて思っていたりもしましたが……やはり人はいつか必ず居なくなってしまうのだと実感させられました。
もっとしてあげられることがあったんじゃないかって本当に思います。
生前おじいちゃんは
『もう長ごぉ生きとらんから今の内しか会えんかいちょくちょく顔見せに来いよ。生きとるうちぞ』
と会うたびに言ってました。
本当にその通りで、会えなくなると会いたくなるって不思議ですよね。
今度こそ後悔しないようにしてあげられることをしてあげようと思います!
頑張るぞー!!
一人だと大変だけど、いざと言うときに頼れる人が居るってとてもありがたい事ですね。
おじいちゃんとおばあちゃんの子がたくさん居るおかげで親戚も多く、親戚の仲も良いので助けられまくりです。
とても良い機会を与えてもらえた事、心から感謝しておばあちゃんとの生活をエンジョイします♪