2017年1月13日金曜日

★手術を決意




私はクローン病だと診断された時、S字結腸に軽い狭窄がありました。


それから9年狭窄が悪化してついには膿瘍までできました。


異変は三年前から歩くとたまに鈍痛が起きたり響く痛みもあったのですが、どれくらいで手術した方がいいのか分からず、ズルズルと過ごしていました。




私はてっきりお医者さんにそろそろ手術をしましょう。とか言われる物だと思っていたんですが、体調がおかしいな、と思ったら直ぐに来てください。としかいつも言われないのでなんとなくまだ大丈夫かな?と思っていました。


どのタイミングで手術したらいいのかさっぱり分からなかったからです。


でも入院した時に別のお医者さん手術がもう目と鼻の先である事は理解してますか?
とは言われました。
そうだろうなぁ、とは思ってましたが……まさか自己申告の世界だったとは……!(◎_◎;)
予想だにしてませんでした。


手術になる半年前にはCTを受けていたのですが、S字結腸に激しい炎症が見えます。としか言われ無かったので、炎症がある事はCRPの結果からも知っていましたし、でしょうね;^_^Aとしか思ってませんでした。
それがどれくらいヤバくて危険かも言われていなかったので大丈夫なのだろうと思っていました。


手術に至るまでに、徐々に歩けなくなって行きました。歩く振動、車の揺れる振動、それだけで痛みが激しくてただただ無言で耐えました。


入院を決意してしばらくは末梢からの点滴や抗生剤を使っていたのですが、なんとCRPが27にまで跳ね上がり、CTを受けると膿瘍が出来ている事が判明。全く痛み止めが効かずのたうち回りました。尋常じゃない痛みに脂汗が酷く、身の置き場が無かったのを覚えています。


しかし手術の受けられる病院じゃ無かったので救急車で別の病院へ移動する事になりました。
病院でもう一度今度は造影剤有りでCTを受けた結果、確実となり、腕の良い病院を紹介してもらう事になりました。


その時はCVを入れていて高濃度輸液(エルネオパ)で栄養を取りつつ、抗生剤を入れて込んでいました。
このCVを入れる際、いつもはぼんやりする薬を使って貰うのですが……全く効かず(;_;)
それでも外科の先生だったからかいつもより痛みが少なかったです。
そして栄養が入って来るにつれ、痛み止めが効くようになって来ました。痛み止めが効いている間はスマホもいじれましたのでだいぶ生活が楽でした。


外科の腕の良い先生の居る病院では手術を受けるまでに3週間待たされました。
理由はアルブミンがかなり低く、貧血があったからです。
アルブミンが低いと術後縫合部がうまくくっ付かず中身が出てしまったりする危険性があるからです。


知り合いが緊急オペでアルブミンが低い状態で手術をする事になり縫合部がくっ付かず、せっかく手術をしたにも関わらず再度手術をした結果意識不明になり人工肛門になった方が居ます。その方は今は意識もあるのですが、短腸症候群になり在宅IVHで栄養を取りつつ生活をしています。寿命も長くはないと言われたそうです。


その上私は血圧が低い事を心配されました。
血圧が低いと薬が使えないのだそうです。
そして年齢も若い程痛みが激しいらしく、とても心配されました。


その頃には廊下も普通に歩けるし、痛み止めもしっかり効いていました。
たまに夜中に全然痛み止めが効かない!!とのたうち回る事もありましたが、入院始めに比べればかなりマシでした。


そうしてついに手術の日が決まったのです。
手術については次回に続きます。